ビジネス英語をつかう

英語をつかう機会がない人へ

ジネス英会話のパターンを覚え、英語にひたるって慣れてきたら、あらゆる機会をとらえ、どんどん実戦で英語を使おう。どこで「実践の場」を見つけるか。グローバル企業、外資企業に勤めていて、欧米人が周囲にいるような恵まれた環境にいる人でもなければなかなか英語を使う機会は少ない。

「いつか英語を使う仕事につきたい。けれど自分が現在置かれた環境、仕事では英語に触れる機会は作れない」、そんなケースは多いだろう。けれど、そんな人もどうかあきらめないで欲しい。筆者も20代のときは、全く英語を使う環境にいなかった。英語も特に必要のない仕事で、海外出張もほとんどなし。同僚もクライアントも日本人だけで、英語で会話する機会も全くなかった。

けれど、そんな環境にもめげず、いつか海外に出て仕事をするために、英語の学習は継続していた。その土台が合ったから、英語が必要な環境に変わった時も、英会話の上達が早かったのだと思う。なので、英語を実戦で使う機会のな位人も、あきらめずに、3つのスパイラルの始めの2つ「おぼえる」、「あびる」を実践して欲しい。そして、英語を「つかう」機会がきたら、一気に花開けばいいのだ。

そして、どこかのタイミングで英語を使う環境に自分を置いてほしい。やはり実戦で使わず「お勉強」だけでは、そもそも何のために英語を学んでいるのか。20代、30代前半であれば選択肢はたくさんある。今の専門性を生かしながら英語を使い機会のある外資系に転職してもいいし、欧米のビジネススクールでMBAを取得することだって考えられる。

特に若いうちは短期的な報酬よりも、自分への投資、成長できる経験をとるべきだ。もはや会社が社員を守ってくれる時代ではない。他社でも通用する人材にならなければ将来大きなリスクになる。ビジネス英語ができれば、日系企業だけでなく外資企業にまで自分の選択肢は広がる。

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