ビジネス英語をおぼえる

ビジネス英会話のイディオムをおぼえる

これは上級編になるが、ビジネス英会話のパターン、ビジネス用語をマスターしたら、次はビジネスの場面でよく使われるイディオム(熟語)もマスターしておきたい。英語のネイティブスピーカーでも、経験豊富なビジネスパーソンや仕事のできる人間ほど、洗練されたイディオムを使う傾向があるので、英語でより高いレベルの人たちと仕事をしようと思ったらこうしたビジネス英語のイディオムは避けて通れない。

筆者の場合も、役職の高い英語のネイティブスピーカーと日常的に仕事をするようになってから、「一つ一つの単語は聴き取れているのに、文としての意味が分からない」という場面に何度も直面した。その理由はビジネス英語ならではのイディオムや、単語の使い回しを知らなかったことであった。例えば下記のようなイディオムである。

  • walk the talk: きちんと実行する
  • nail down: 確定する、詳細を詰める
  • between a rock and a hard place: 板挟みの状況
  • air cover : 上司など周囲からの支援

これらのイディオムは、単語は平易で誰でも知っているものだが、イディオムとして覚えていないと全く意味が分からない。ビジネス英会話のイディオムは、ビジネス以外の場面では聞くことのない言い回しが結構あるので、巷に出回っている一般的な英会話のイディオム教材はほとんど役に立たないし、辞書にも載っていなかったりする。下記のようなビジネス英会話の教材も活用しながらイディオムを地道に覚えていくしかない。筆者が使った教材の中で実戦で役に立ったものを紹介する。

Speak Business English Like an American
洋書であり、解説も全て英語だが、日本の教材で、ここまで英会話のビジネスイディオムを取り上げ詳しく解説しているものを、筆者は知らない。この本で取り上げられているイディオムは日本の英語教育では教えられていないものばかりだが、実際のビジネス現場ではよく使われているものであり、実践的である。知らないイディオムばかりでめげそうになるが、ひと通り、頑張って目を通しておきたい。また会話形式でCDもついているので、ビジネス英会話の練習にもなる。輸入書籍のため値段は多少高めだが、ビジネス英語力により一層の磨きをかけたい人には良い投資だろう。
ドクター・ヴァンスの ビジネス・プロフェッショナルが使うパワー英単語100
より効果的に、パワフルに聞こえるビジネス英単語をまとめた教材。実際にこの本に載っている単語はビジネスの英会話でよく使われる。同じことを言うにしても、こうした単語を使うことで、相手にはよりスマートにかつ説得力をもって聞こえることだろ。
駆け引きを有利に進めるビジネス英語
元商社マンが書いただけあって、交渉の場面で使える実戦的な英語表現を学ぶことができる。
電子辞書は強い味方
上記で紹介したような教材でビジネス英語のイディオムを学ぶ際、電子辞書の活用は必須である。最近の電子辞書はイディオムの検索機能も大変優れており、少しでも意味が分からなければすぐに電子辞書で調べる癖をつけたい。また筆者が電子辞書で重宝しているのが「ヒストリー機能」である。以前調べた単語、イディオムの履歴を一覧表示できるので、これを度々見返して復習することができる。いろいろな機種が出回っているが筆者はエクスワードを愛用している。

ビジネス英語で頻出するイディオムと日本語の意味

ビジネスの現場で筆者が実際に出会ったイディオムのうち、重要と思われるものと意味をメモしておく。

  • icing on the cake: それほど重要ではないが、あると見栄えをよくしてくれるもの
  • weather a strom: 危機を切り抜ける
  • lance the boil: 問題を解決する
  • bear out: 裏付ける。証明する。
  • out of whack: 調子が悪い
  • net net : 正味
  • window dressing: 飾り付け、きれいごと
  • brazen it out: 図々しく押し通す
  • red herring : (重要な問題から)目をそらすためのおとり、偽の情報
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