本物のビジネス英語をめざす人へ

本物の使える英語力をみにつけよう


このサイトは、本格的なビジネス英語の習得を目指すビジネスパーソンの、学習の参考になればとの思いから作成した。海外に単身出張し、現地企業との交渉をまとめる。グローバル企業で各国のツワモノ達と堂々と議論を戦わせる。そんな「本物」のビジネス英語の習得を目的にしている。

「そんな高いレベルのビジネス英語は、自分には無理」などとあきらめないで欲しい。ビジネス英語は、海外経験が全くない社会人であっても、これからの努力でマスターできる。本サイトでは、そのための実践的な学習方法を紹介している。

ビジネス英語は所詮、ビジネスを行う上で「ツール」に過ぎないが、その「ツール」を使いこなすことができれば、活躍のフィールドは一気に世界に広がる。

さあ、あなたも、世界に飛び出す準備を始めよう。

何のために英語を学ぶのか


多くの人が、中学、高校、大学の授業で英語を学び、そして社会人になってからは、TOEICのスコアアップを目指して英語を勉強する。これだけの努力をして、最終的なゴールはなんだろうか?

TOEICのスコアを上げること?いや違う。TOEICなんて無駄である。最終的にめざすべきは、グローバルビジネスにおける「標準言語」である英語を「コミュニケーションの手段」として使いこなし、世界で戦える人間になることだろう。

実戦的な英語力は、多くの日本人が得意とする「受験対策型」の方法では見に付けることができない。ビジネスの現場では、英語の文法書や辞書を調べている暇などない。相手の言っていることを即座に理解し、瞬発的に英語で言い返せるようにならなければならず、そうした英語力はどれだけTOEICを勉強しようとも身につかない。

詰め込み型の受験勉強を経験してきた人ほど、TOEICなどのテスト対策を頑張ることで「自分は努力をしている」と安心しがちであるが、それでは実戦で使える英語力を身につけることはできない。TOEICの勉強など今すぐやめよう。本物のビジネス英語を身につけるためには、「受験対策型」を捨てて、「実践的」な英語学に集中することが必要だ。

ビジネス英語は今からでもマスターできる


筆者には英語での挫折経験が大きく2度ある。1度目は30歳を超えてから行った、MBA留学時代。それまで海外経験も英語で仕事をする経験も一切なかったが、努力の末、なんとか米国でトップクラスのビジネススクールにもぐりこんだ。しかし、いざクラスが始まってみると、ディスカッションで他の生徒の発言が理解できず、議論の流れを見失い、ほとんど発言ができなかった。アメリカ人とのグループワークでも、意見をうまく言えないため「貢献しないやつ」とみなされて屈辱的な扱いを受けることも何度も経験した。

2度目は、その後転職したグローバル企業での仕事。MBAで努力した結果、それなりに英語でも議論ができるようになったと思っていたが、そんな自信はすぐに打ち砕かれた。世界中から集まった超エリート達の猛スビードでの議論についていけなかったのだ。

それから再度英語の習得に打ち込み、様々な学習教材、方法を試行錯誤した。もがき努力するうちに、英語力は着実に向上し、今では、海外市場にも責任を持ち、上司も部下も外国人というグローバルな環境で、英語を使って仕事をこなすまでになった。以前は、英語の会議には不安感を抱いていたが、いまでは不安はすっかり消え去り、自信を持って英語での議論にのぞみ、説得力のある主張を展開し相手を説得できるようになった。

周りでも、30歳まで英語を使う経験がなくとも、そこから意欲的に英語習得に励み、高いレベルのビジネス英語を習得している人もたくさん見てきた。共通しているのは、継続的に学ぶ姿勢と、ネイティブの言い回しを真似して、自分の表現として使ってみるなど、実戦志向の学習姿勢だ。

そんな自身で試行錯誤の経験と、周りの観察から得られた洞察をもとに、「本格的に使えるビジネス英語」を習得したいと考えているビジネスパーソンの、英語習得に役立つことを期待して、本サイトは作成した。また、30歳まで海外経験も仕事で英語を使う経験も全くなかった筆者のような人間でも、努力と学習方法の工夫で、グローバルビジネスの最前線で戦えるレベルにまでになれたという事実に、これからビジネス英語を習得しようとする人が多少でも勇気づけられるならば望外の喜びである。

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